第2章 FXのおもな特徴 2-3 マージンコールで早めの資金管理

FXファースト・ステップ 連載


一定の損失が出た状況下では、証拠金(保証金)の目減りによって「マージンコール」が発生します。このような場合、手仕舞いしないでさらに損失がかさむと「ロスカット」されることになります。

FXで損失を最小限に抑えるにはリスク管理を行えるかどうかが重要です。実際、レバレッジを効かせて取引している時に、為替レートが予想に反して動いてしまうと大きな損失が発生してしまいます。

FX取扱会社では、投資家の予想に反したレートの変動による損失拡大を抑えるために、「マージンコール」(追証)や「ロスカット」(強制決済)が行われています。

マージンコールは、大きな含み損が発生して、口座に預けた証拠金率が取扱会社の決めた維持率以下に減少した場合に、保証金の追加を要請する警告通知のことです。

多くの場合、預けた証拠金が30~50%減ってしまうとマージンコールが発生します。その時点で投資家は「追加の保証金を入金する」のか「維持率が回復するだけ取引を縮小させる」のかを選択しなければなりません。そのまま口座に追加資金を入れずに損失が決められた(あるいは設定した)水準を下回ると、ロスカットされるしくみになっています。

マージンコールのしくみ

ロスカットは、証拠金が50~20%以下になってしまったときに発生します。取引が強制的に決済され損失が確定してしまうので、その取引を継続することはできずに一旦終了となります。

マージンコールやロスカットは、マイナスイメージに捉えられがちですが、自動的にすべてのポジションを決済することで、実はセーフティラインとしての機能を果たしているのです。なお、マージンコールやロスカットが発生する条件(証拠金に対する比率)は、取扱会社によって異なります。

マージンコールやロスカットは取引する上で危険信号であり、資金をすべて失うことを避けるための安全装置の役割を果たしていると言えるでしょう。もちろん、このシステムにお世話にならないような取引を目指したいものです。

ロスカットが投資家の資金を守る

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