WeeklyH26Mar03

為替相場観 連載


為替について
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先週前半は、103円台で始まったものの、毎日続く株安につられ、ドルも軟調に推移しました。
そして1つの山場が、この日曜日のクリミヤ住民投票。
結果は分かっているので、そのあとの各国の対応に注目が集まる。
今週は、政治・外交の週になると予想されます。

ユーロドルは、堅調に推移していますが、ドル安の裏返しのユーロ高で、欧州の景気回復に伴うものではありません。
また、クリミヤ情勢の緊迫は、欧州にとっても問題であるはずなので、このユーロ高は、あまり評価出来るものとは言えないと思います。
1.39台で越週しましたが、このレベルは維持できるとは思わない方が良いでしょう。

ユーロ円も、143円台で始まり、140円台を維持して越週しているので、大きな変化とは見られていないかもしれませんが、ドル円が軟調に推移している中で、ユーロドルがレベルを維持していることに起因しているだけで、ユーロが強いとはお世辞にも言えないと思います。
もう一度、135~140のレンジに戻るもの覚悟しておいた方が良いでしょう。

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やはり来ました、クリミヤ情勢
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とうとう来てしまった、クリミヤの住民投票。

そして案の定の国連安保理決議。
住民投票の結果を無効とする決議だが、ロシアはもちろん、クリミヤの住民投票を容認して、その決議を否決。

欧米各国は住民投票を否定するために、その決議を可決。
そして、注目の中国は棄権。
中国にしてみれば、自分の国の内部で、チベット独立などやられてはたまらないので、本当は、否決したいところだが、ロシアとの関係を悪くしたくない、そして棄権。

予想通りではあるものの、とうとう来ましたね、という事態。

しかし政府の思いとは裏腹に、国民は冷静に見ている。
ちなみに、竹島に上陸して、「竹島は韓国のものだ!」と叫んだ日本人が3人いたらしいが、中国のネットでは、「日本は成熟した民主主義国家だ、中国の国内で、チベット独立賛成などと言う者がいたら、袋叩きに会うだろう」などの書き込みが。

竹島のニュースを放置した中国政府は、内心、「しまった」と思っただろう。
おっと、思わず、政治ネタになってしまった。

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