第1章 FXってなに? 1-1 外国為替とFXのしくみ

FXファースト・ステップ 連載


「円高や円安ってどんな意味?」 FXの基本は為替レートの変動を利用してリターンを得ることです。外国為替とFXのしくみについて見ていきましょう。

「外国為替」と聞くと、ドルやユーロを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、世界には約200の国や地域があり、それぞれ異なった通貨が流通しています。ドルと一口に言っても、米ドルのほかにオーストラリアドルやニュージーランドドル、カナダドル、香港ドルなどの種類があるのです。「外国為替取引」や「外貨投資」は、この異なる通貨同士を売買して差益を得ることを目的とした投資です。

近年、外貨投資のなかでも特に個人投資家の間で注目を集めているのが「外国為替証拠金取引」、いわゆるFX(Foreign Exchangeの略)です。1998年に外為法が改正されたことをきっかけに、従来銀行間での取引が中心だった為替取引は個人投資家でも自由に参加出来るようになりました。さらに、昨今のインターネット取引の普及とともに、飛躍的に取引人口の規模が拡大しています。

FXは、為替レートの変動によって利益や損失が発生します。ニュース番組で「東京市場の円相場、1ドル120円…の円高ドル安」などと耳にすることがあるでしょう。通貨の価値は売買需給の変化によって刻々と変しているのです。

仮に「円安ドル高」ならば、日本円を売ってドルを買いたいという傾向が円の価値を下げ、ドルの価値が上昇する状況になります。「円高ドル安」はその反対です。

つまり、ドルに対して日本円が高くなればドル安に、逆に日本円が安くなればドル高になり、相対的に通貨同士の価値が変動するわけです。

FXの場合、買ったときの通貨の価値より売るときの価値が高くなる、もしくは株式の信用取引のように、売りから入って、買い戻したときに価値が安くなっていれば為替差益を手にすることができます。このように、為替レートの差で利益を狙うのがFXの基本手法です。

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