第1章 FXってなに? ワンポイントコラム 世界の主要通貨 米ドルとユーロ

FXファースト・ステップ 連載


「世界のお金は米ドル中心でまわる」と言われるように、米ドルはまさに外貨の主役。ここでは、メジャー通貨として為替市場の中でも大きな影響力を持つ米ドルとその後継的存在であるユーロの特徴を紹介します。

外国通貨の中でも特になじみのある米ドルは、世界で最も取引量の多い通貨。日本はもとより世界で中心的な役割を果たす存在です。貿易などのさまざまな国際取引の決済も米ドル建てが大部分を占め、為替市場に与える影響も大きいため「基軸通貨」と呼ばれています。

昨今、米国が抱える貿易赤字と財政赤字の「双子の赤字」に対する懸念から、世界的なドル売りがはたらくこともあります。逆に、米国の利上げ基調の継続が想定できる場合には、年を通じてドル高傾向が強まります。このように、マーケットの流れを変える材料の多くは“米国発信”と言えるでしょう。

米ドルに次ぐ取引量を誇るユーロは、流動性に対する安心感から近年さらに存在感が増しています。リスク回避から通貨の分散を図る際、米ドルの代替としてのニーズが高まっています。また、ユーロが変動する材料として注目すべきなのは、欧州中央銀行の金融政策です。他にもEU主要国 であるドイツやフランスの経済指標も影響を与えることがあります。

なお、ユーロは統合通貨であることから、各構成国間の経済的格差や政治的リスクなど不安定要因があることも意識しておきましょう。

米ドルとユーロの特徴

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