[12日の海外マーケット概観] ドル軟調 ウクライナ停戦合意にかき消された米景気指標に注意も

概況


12日の欧州市場では、日本時間の夕方に「日銀関係者:追加緩和は日本経済に逆効果」との一部報道で追加緩和期待後退から円が急騰すると、ドル円は一時119円割れ。その後、「ウクライナ停戦合意」などの報道などにドル円はいったん119円台後半を取り戻すものの、米1月小売売上高の予想比下プレなどで再び売られ、その後は一時118円50銭近辺まで売り込まれた。米10年国債利回りも再び2%割れ、1.98%台まで急低下。その後、ドル円は下げ渋り。一方、ユーロドルはウクライナ停戦合意報道から1.13ドル台半ばに上昇。さらに予想より弱い米経済指標を受けたドル売りからのユーロ買いや、「ECBがギリシャ向け緊急流動性支援(ELA)枠の増額を決定」との報道などからユーロドルは一時1.1423ドルまで上伸した。手掛り材料の多い一日だった。欧米の株式相場は堅調だったが、注意したいのはウクライナ停戦合意が理由で、米株はプラス欧州株高とされ、ファンダメンタルズによるものではない。一時的な材料であり、特に米株の先行きは注意が必要とみられる。

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