[フォーカス] 一段のドル独歩高の各方面への影響注視 一部米企業業績への圧迫要因として表面化、早期の米利上げ論議に対しても慎重な声も

概況


22日ニューヨーク市場後半にユーロドルが1.1315ドル近辺まで大きく売り込まれたのをきっかけにドル高が他の通貨に対しても進み、ポンドドルは1.5ドル割れの1.4971ドル近辺、豪ドル米ドルは0.8米ドル割れの0.7994米ドル近辺まで急落。117円24銭近辺まで下げたドル円は118円40銭近辺まで反発。23日の東京市場はドルストレートの下げは一服の中で、日経平均の上昇が加わって118円80銭近辺まで上値が切り上がっている。一方、クロス円は、23日早朝、ユーロ円が134円21銭近辺まで下落、その後135円近辺まで持ち直した後、午前9時過ぎ134円50銭台まで押されている。22日ニューヨークで177円20銭近辺まで下げたポンド円は、23日午前9時前に178円49銭近辺まで反発、午前9時を過ぎて178円前後まで軟化。豪ドル円は23日午前6時半ごろ94円83銭近辺まで下落、95円30銭台まで回復後、午前9時過ぎに95円10銭近辺まで押されている。各通貨ペアともにかなり激しい動きとなっているが、ユーロがどこで落ち着くのか見極めが必要だ。また、ドルの独歩高も今後各方面に影響を及ぼし始めると予想される。一部米企業業績への圧迫要因として表面化しているほか、一段のドル高は米インフレをさらに抑え、早期の米利上げ論議に対しても慎重な声が増えることも予想されるだけに、米当局や企業関係者の発言にも注意したい。

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