[フォーカス] 10年国債入札が低調、ムーディーズの格下げが暗い影落とす トリプル安に注意

概況


財務省は、午前中にオファーした10年利付国債(第336回)の価格競争入札について、午後にその結果を発表した。募入最低価格は100円15銭(募入最高利回り0.484%)と、100円20銭台との予想を下回った。発表直後、債券先物市場では売りが持ち込まれた。この局面で、外国為替市場のドル円は、発表直前に118円48銭近辺まで強含んでいたが、債券相場下落とともに伸び悩み、その後118円30銭台まで押し戻された。債券もドル円もそう大きな動きではなかったが、やや気になる動きとは言える。国債入札の低調な背景には、1日のムーディーズによる日本国債の格下げの影響が指摘されている。

日本国債の格下げはマーケットに発表直後に一時的な反応を示しただけだったが、中期的にはこれから影響が出てくるとの見方もある。現在は株安、債券安、円安のパターンにはなっていないが、どこかの局面でトリプル安の兆しが見られるのか注意したい。

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