[フォーカス] 米7-9月期GDP速報値、ヘッドラインは予想上回るも数値ほど内容伴わず 国防部門主導、注目の個人消費は予想に届かず

概況


米7-9月期GDP(国内総生産)速報値は前期比年率3.5%と、市場予想の3.0%を上回った。この発表を受け30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上伸したが、まもなく元のレベルまで押し戻された。米10年国債利回りも低下に転じた。数値ほどの内容が伴っていなかったからだ。GDPの項目の中で、政府部門の支出が急増し、特に国防部門が前期比年率で16%もの大幅な伸びを記録した。それ以外については、純輸出は好調だったが、今回のデータはほぼ市場の予想通り。注目の個人消費は前期比1.8%と 予想の1.9%に届かず、前期の2.5%から大きく伸びが鈍化した。 大手の欧州系証券では「基礎的成長率は徐々に改善しているようだが、総合部分の成長率が示唆しているほどではなさそうだ」とコメント。10-12月期の動向にやや不透明感の残す内容となった。

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