[17日の海外マーケット概観] ユーロ円主導、米株高も後押し、円売り盛り返しドル円90円突破

概況


欧州市場は、ユーロ高・スイスフラン安の流れがユーロ全面高に発展。クロス円の上昇に加え、時間外の米10年債利回りの上昇もあってドル円は89円台を回復。東京時間に、甘利経済再生相と自民党・石破幹事長が直近の「円安デメリット発言」を修正したことが伝えられ、円売りを刺激した。その後もスペイン国債が上々の入札となったことも材料にユーロが上昇、ユーロ主導で円売りが継続。ドル円は89円40銭台まで買い戻された。

ニューヨークは、米12月住宅着工件数が95.4万件、新規失業保険申請件数が33.5万件と強めの指標が発表されるとドル円は89円50銭台まで上値を切り上げ、クロス円も上昇したが、その後まもなく下落に転じた。米1月フィラデルフィア連銀景況指数が予想外のマイナスとなるとドル円、クロス円が弱含んだが、下げ幅は限定的。その後は全般にしばらくもみ合う展開が継続。終盤、日経電子版が「日銀、9年ぶりの連続緩和へ」と報じると円売りが再開、14日につけた直近高値89円66銭を更新。さらに「日銀、無制限緩和と付利撤廃を検討-関係筋」と報道も流れると89円90銭台に。オプションバリアが観測された90円を目前にいったん伸び悩んだが、米ダウが上伸すると、米10年債利回りが1.89%台まで上昇、ドル円は90円突破、90円13銭まで上値を切り上げた。その後は目標達成感から89円80円台まで押された。

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