[1日午前の東京マーケット概観] ドル円110円突破、その後目標達成感から軟化 豪ドルも急落

概況


30日のニューヨーク市場では、ドル全面高の展開で、ドル円が109円86銭と2008年8月以来の高値を更新、同日にも110円に乗るとのムードが漂う中で抑えられた。米7月S&P/ケース・シラー住宅価格指数が前年比6.75%と予想を大きく下回る伸びを見せたこと、米9月シカゴ購買部協会景気指数が60.5と予想以上の低下を示したこと、米9月コンファレンスボード消費者信頼感指数が7.4ポイント低下して4カ月ぶりの低水準である86を記録したこと、米指標が予想をことごとく下回ったのは、最近では珍しいが、さらに香港での民主派の座り込みの継続、ロシアが資本規制を検討中であるという報道もあって、リスク・センチメントは一時悪化した。ドル円は一時109円50銭を下回った。しかし、円安ムードが消えるわけでもなく、その後は109円台半ばを維持、110円コースを狙う動きに変化はない。1日の東京市場では午前9時半過ぎ、ドル円が109円60銭台中心、ユーロ円は138円40銭台中心、ポンド円は177円70銭台中心に推移。豪ドル円は95円76銭近辺に弱含んだ。午前8時50分発表の9月調査日銀短観(大企業製造業業況判断指数は13で予想上回る、大企業非製造業業況判断指数は13で予想下回る)にも特に反応を見せず次の展開待ち。しかしその後、全般にドル買いの中で、午前11時15分ごろにドル円は110円を突破、110円7銭近辺まで上昇。110円は2008年8月25日以来のこと。その後は、目標達成感もあって109円86銭近辺まで軟化した。一方、豪8月小売売上高が前月比0.1%と予想を下回ったことを材料に豪ドルが売られて対米ドルで0.8665米ドル近辺まで急落。NZドルもつれ安。

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