[26日の海外マーケット概観] ドル買い継続

概況


26日の東京市場は、前日のニューヨーク市場李流れを引き継いで円買いで始まってドル円は一時108円48銭近辺まで下落。しかし、塩崎厚労相の「GPIF改革を先送りするつもりはない」との発言をきっかけに円売り。一時300円近く下落していた日経平均株価が下げ幅を縮めたため、ドル円109円10銭近辺まで切り返す。厚労相は前夜に「GPIF改革の法案提出は、必ずしも秋の臨時国会にこだわらない」と発言が嫌気されていたため、マーケットでは材料視されたとされる。しかし、前日の発言もマーケットがなにやら誤解しての売り、この日はこの程度の発言での買いと、GPIFを材料としてことさら強調する展開に疑問も感じる。需給的な期待はあるとしても、すでに何度も材料として扱われている。欧州市場は、対ユーロなどでドル買いが優勢となった影響もあって、ドル円は109円10銭台を回復。ニューヨーク市場は、米GDP確報値の上方修正、予想通りで、直接的な影響は限定的だったものの、その後の米株急上昇が米GDP確報値の上方修正がきっかけとの説明が多いが、いずれにしてもドル買いに転じてドル円も上昇。さらに債券王の異名をとるピムコのビルグロース氏退任報道に米中短期債利回りが急上昇したことでドル円は19日高値(109円46銭)を上抜けて109円52銭の高値を付けた。何でも後講釈として株高、債券安、ドル高に結びつけようとの意図が感じられなくもない。結局、後半の株の上げ幅拡大も、材料云々というより売り方が買い戻しを迫られたとの見方も。終盤はドル円がやや押された。

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