[フォーカス] 注目される米高官のスタンス ハト派、中立派、タカ派が三つどもえ 当面も目が離せない

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前週のFOMCがハト派声明を維持した一方で、金利見通しはタカ派的という中で、今週は、米地区連銀総裁など米高官が金融政策について発言する機会が多い。どのようなスタンスを持つのか注視したい。インタビューや講演の中から見えてくるものは…。

ハト派のダドリー米ニューヨーク連銀総裁は22日、インタビューの中で、「事実上のゼロ金利政策は適切になり次第解除することが望ましい」ながら、「時期尚早な金融引き締めは経済に打撃を与える」と指摘、「利上げは経済の強さに一段の確証を得るまで待つべき」とハト派らしい主張。また、「FOMCの予測分布図を過剰に評価するべきではない」としている。予測分布図にはハト派、タカ派、さらに投票権を持つ地区連銀総裁と、持たない総裁もいっしょに含まれており、実際の金利見通しは、マーケットが見るほどタカ派的ではないとの見方もある。
一方で、同日、セントルイス連銀ブラード総裁は「FOMC声明から相当の期間を削除する時期は10月FOMCが自然な機会となる可能性と指摘。「現在も2015年、第1四半期後半に利上を予想している」と述べ、タカ派的な内容に。
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁は23日、「正常化プロセスは大きな変動を伴うと想定すべき」としながらも「利上げを急ぎたくはないが、そのプロセスを今始めることは重要」と指摘。ただし「米FRB、利上げ時期について明言していない」と語った。同総裁は中立的な色彩が強い。

24日は、特に6月に就任したクリーブランド連銀のメスター総裁の発言に注目。現時点で、スタンスはハト派か、タカ派化は明確ではない模様。また、シカゴ連銀エバンズ総裁の講演が予定されている。

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