IMM通貨先物 円の売り越し7万4096枚、4週連続の縮小 ユーロは買い越し続かず

概況


CFTC(米商品先物取引委員会)が発表したIMM通貨先物の建玉報告(1月8日までの週、投機筋)によると、円の売り越しは前週の8万517枚から4週連続縮小の7万4096枚に。依然として円安基調にあるが、引き続き円の売り越しは緩やかな縮小傾向を見せている。こうしたデータから最近の円安を主導しているのは、シカゴ筋のような投機筋ではないのではないかとの見方もある。

円の内訳は、ロング(買い持ち)が前週の3万432枚から小幅ながら2週連続増加の3万2129枚になった。ショート(売り持ち)は前週の11万949枚から3週連続縮小の10万6225枚に。

今回のデータ(1月2―8日)の対象となる外国為替市場ではドル売りの流れにやや変化。主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する米ドルのポジションは、米ドル換算で、前週の93億2600万ドルの売り越しから69億1200万ドルの売り越しと、売越幅が縮小した。

2011年8月23日時点以来の買い越しに転じたユーロは早くも売り越しに。前週の5126枚の買い越しから8035枚の売り越し。買越期間は1週にとどまった。ロングは前週の8万1932枚から6万6329枚に1万5603枚の大幅な減少、減少は6週ぶり。ショートは前週の7万6806枚から7万4364枚に4週連続の減少。

もっとも、直近ではユーロが反発、買い戻し主体に買い越しになっている可能性がある。

ポンドの買い越しは、前週の3万6308枚から2万5949枚に2週連続の縮小。縮小幅は前週の1013枚から1万359枚に拡大。ロングが前週の6万9146枚から6万523枚に減少、ショートが3万2838枚から3万4574枚に小幅ながら増加。スイスフランの買い越しは前週の1万1631枚から1万261枚に縮小。

資源国通貨は、豪ドルの買い越しが7万9522枚から8万315枚に小幅ながら2週連続の拡大。ロングが前週の11万7354枚から12万2343枚に増加。一方で、ショートが前週の3万7832枚から4万2028枚に増加した。カナダドルの買い越しは、前週の6万5926枚から6万4005枚に縮小。ロングは前週の7万3678枚から7万435枚に減少。ショートは前週の7752枚から6430枚に減少した。NZドルの買い越しは前週の1万7082枚から1万9220枚に拡大。

円ポジション、ユーロポジション

IMM通貨先物(CFTC発表)
通貨 12月31日 1月08日
ロング 30,432 32,129
ショート 110,949 106,225
ネット ▲ 80,517 ▲ 74,096
ユーロ ロング 81,932 66,329
ショート 76,806 74,364
ネット 5,126 ▲ 8,035
ポンド ロング 69,146 60,523
ショート 32,838 34,574
ネット 36,308 25,949
スイスフラン ロング 23,800 19,604
ショート 12,169 9,343
ネット 11,631 10,261
カナダドル ロング 73,678 70,435
ショート 7,752 6,430
ネット 65,926 64,005
豪ドル ロング 117,354 122,343
ショート 37,832 42,028
ネット 79,522 80,315
NZドル ロング 25,832 26,635
ショート 8,750 7,415
ネット 17,082 19,220
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