[15日の海外マーケット概観] ユンケル発言でユーロ急落、円に買い戻し圧力

概況


15日の欧州市場は、甘利大臣の「円安けん制」発言を受けてドル円、クロス円ともに上値が重い中で、ドル円は東京市場の安値88円62銭を割り込むとストップロスを巻き込んで下げが加速。米ゴールドマン・サックスのジム・オニール会長が「円は売られすぎ」との見解を示したことも円を買い戻す材料になったとされ、日本時間午後9時前にドル円は88円29銭近辺まで下値を切り下げた。

ニューヨーク市場は、米1月ニューヨーク連銀製造業指数が予想より弱い一方、米12月小売売上高は予想より強い内容とまちまちながらドル円はやや強含んだ。その後ドル円は88円90銭前後まで買い戻されたが、米ダウが下落、米10年債利回りが1.81%台まで低下し、ロンドンフィキシングに向けたドル売り観測もあってドル円は88円40銭台まで伸び悩み。一部通信社が「日銀が中期的な物価目標2%にコミット(共同文書草案)」と報じると買い戻され、終盤ダウがプラス圏を回復するとドル円は88円80銭台まで持ち直したが、欧州以降の上値の上限を超えられなかった。

一方、日本時間16日午前4時前にユンケル・ユーログループ議長が「ユーロの為替レートは危険なほど高い」などと発言したことを受けユーロドルが1.3263まで急落、ユーロ円も118円台を割り込み117円60銭まで下値を広げた。

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