[テクニカル・ワンポイント] ドル円、「21日線」上抜けも予断許さず

概況


戻り相場を試しているドル円は24日、前日の安値をやや上回る101円40銭を安値に101円80銭台半ばで上昇してチャートに沿った展開を見せた。24日のニューヨーク市場では、米長期金利上昇を背景にドル円は101円84銭近辺まで上昇。チャート上は61.8%戻り(102円27銭から101円6銭)の101円81銭レベルを達成した格好だ。また、21日移動平均線(101円60銭近辺)や、そのやや上の日足一目均衡表の基準線(101円60銭台)を上抜いた。しかし、その後は102円80銭台をキープできていない。24日の東京市場では101円70銭台が続いている。上値を見ると、102円前後には日足一目均衡表の雲の上限と下限、200日移動平均線などのレジスタンスゾーンが控えている。一方で、下値は、21日線がサポートとして働くかがポイントという。3月以降でも21日線を上抜いても一時的というのが4局面もある。

このようにチャート上もドル円は当面、予断を許さないが、米ファンダメンタルズの点でも長期金利の上昇にはいぶかる向きがある。米6月新築住宅販売件数の予想を大きく下回る結果や、5月分の大幅な下方修正に対して米債券市場の反応が鈍かった点だ。米10年国債利回りは2.50%に高止まったままだ。米国では、長期金利の上昇に住宅データは極めて敏感で、住宅データが不振なら米長期金利は上昇しない。すでに24日の欧州市場から米債券は売られていたが、米長期金利上昇・ドル高を狙っての短期筋のいかにも投機的なにおいを感じざるを得ない。

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