IMM通貨先物  円の売り越し8万517枚 3週連続の縮小  ユーロ、2011年8月23日以来の買い越しに

概況


 CFTC(米商品先物取引委員会)が発表したIMM通貨先物の建玉報告(12月31日までの週、投機筋)によると、円の売り越しは前週の8万5608枚から小幅ながら3週連続縮小の8万517枚に。円安地合いは継続中ながら売り越しは緩やかに縮小気味。売り越しがこのまま縮小を続けるのか、再拡大するのか当面目が離せない。

 円の内訳は、ロング(買い持ち)が前週の2万6757枚から3万432枚に増加。昨年10月16日(4万2767枚)時点以来の高水準。ショート(売り持ち)は前週の11万2365枚から2週連続縮小の11万949枚に。

 今回のデータ(12月25―31日)の対象となる外国為替市場ではドル売り、円売りの流れが継続。主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する米ドルのポジションは、米ドル換算で、93.26億㌦の売り越しと、4週連続の売り越しで2012年10月2日以来の高水準。

 ユーロは前週の2549枚の売り越しから、ついに5126枚の買い越しに転じた。買い越しは2011年8月23日時点(2539枚の買い越し)以来のこと。もっとも、買い越しが拡大基調を続けるかは疑問の声が少なくない。ロングは前週の7万5072枚から5週連続増加の8万1932枚、ショートは前週の7万7621枚から3週連続減少の7万6806枚に。

 ポンドの買い越しは、前週の3万7321枚から3万6308枚に6週ぶりの縮小。ロングが前週の7万4466枚から2週連続減少の6万9146枚、ショートが3万7145枚から3万2838枚に2週連続減少。スイスフランの買い越しは前週の1万1435枚から1万1631枚にわずかに拡大。

 一方、資源国通貨は、前週に7万5433枚と2万枚を超える縮小となった豪ドルの買い越しが7万9522枚に小幅拡大。ロングが前週の11万6141枚から11万7354枚に微増、ショートが前週の4万708枚から2週連続の減少の3万7832枚に。カナダドルの買い越しは、前週の6万3352枚から6万5926枚に小幅な拡大。

円ポジション、ユーロポジション

 

IMM通貨先物(CFTC発表)
通貨 12月24日 12月31日
ロング 26,757 30,432
ショート 112,365 110,949
ネット ▲ 85,608 ▲ 80,517
ユーロ ロング 75,072 81,932
ショート 77,621 76,806
ネット ▲ 2,549 5,126
ポンド ロング 74,466 69,146
ショート 37,145 32,838
ネット 37,321 36,308
スイスフラン ロング 21,897 23,800
ショート 10,462 12,169
ネット 11,435 11,631
カナダドル ロング 72,777 73,678
ショート 9,425 7,752
ネット 63,352 65,926
豪ドル ロング 116,141 117,354
ショート 40,708 37,832
ネット 75,433 79,522
NZドル ロング 27,425 25,832
ショート 12,686 8,750
ネット 14,739 17,082
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