[フォーカス] ECBによる追加緩和、「量的緩和」の有無が焦点

概況


マーケットは、ECB(欧州中央銀行)による追加緩和の中身に関心が移っている。6月5日開催のECB会合で追加緩和の実施は既定路線化しつつある。どこまで踏み込むかが焦点で、ポイントは量的緩和の有無。量的緩和を踏み切れば、サプライズで、ユーロの一段の下げも予想される一方、利下げやマイナス金利などは想定範囲で、日米のような量的緩和の実施がなければ、すでに織り込み済みとあってユーロの反転も見込まれている。これがマーケットの一般的な見方だ。しかし、追加緩和の大きな目的はデフレを助長するユーロ高阻止とあって、ユーロが反発に転じたら追加緩和自体の効果も薄れる。ECBがその点をどう認識しているのか難しい立場にあるともいえる。

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