IMM通貨先物 円の売り越し8万9,163枚に5週ぶりの縮小  材料一服で持ち高調整促しやすい地合い

概況


CFTC(米商品先物取引委員会)が発表したIMM通貨先物の建玉報告(12月18日までの週、投機筋)によると、円の売り越しは前週の9万4,401枚から8万9,163枚に5週ぶりの縮小。
円の内訳は、ロング(買い持ち)が前週の1万6,369枚から2万7,935枚と4週ぶりに増加。一方、ショート(売り持ち)は前週の11万770枚から11万7,098枚に増加した。足元では材料一服から持ち高調整を促しやすい地合いに。

今回のデータ(12月12―18日)の対象となる外国為替市場では、引き続いてドル売り、円売りの流れ。主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する米ドルのポジションは、米ドル換算で、前週の10.10億㌦の売り越しから62.94億㌦の売り越しに拡大。もっとも、個別では、対オセアニア通貨ではドル買い、対欧州通貨ではドル売りの動き。

ユーロの売り越しは前週の3万1,623枚から9,736枚と1万枚割れに。ロングは前週の5万1,536枚から3週連続増の6万9,460枚、ショートは前週の8万3,159枚から7万9,196枚に減少。

ポンドの買い越しは前週の2万7,954枚から2万8,036枚と小幅ながら4週連続拡大。ロングは前週の6万4,753枚から7万9,375枚に増加、一方で、ショートは前週の3万6,799枚から5万1,339枚に4週ぶりの増加となったため、ネットでは小幅な買い越しに。スイスフランの買い越しは前週の3,209枚から4,280枚に拡大。

一方、資源国通貨は、豪ドルの買い越しが前週の10万3,376枚から9万7,496枚に4週ぶりの縮小。ロングが前週の13万9,540枚から14万4,966枚に4週連続の増加。しかし、ショートが前週の3万6,164枚から4万7,470枚に3週ぶりに増加。さすがに買い一服。高値警戒感も広がったもよう。カナダドルの買い越しは、前週の6万2,533枚から7万4,278枚に拡大。ロングが前週の7万4,220枚から8万1,493枚に増加、ショートは前週の1万1,687枚から7,215枚減少。NZドルの買い越しは前週の2万4,600枚から1万4,230枚に縮小。ロングは増えたが、ショートがかさんだ。こちらも豪ドルと同様の背景か。

円ポジション(投機筋、IMM通貨先物)

IMM通貨先物(CFTC発表)
通貨 12月11日 12月18日
ロング 16,369 27,935
ショート 110,770 117,098
ネット △94,401 △89,163
ユーロ ロング 51,536 69,460
ショート 83,159 79,196
ネット △31,623 △9,736
ポンド ロング 64,753 79,375
ショート 36,799 51,339
ネット 27,954 28,036
スイスフラン ロング 11,243 17,361
ショート 8,034 13,081
ネット △8034 △13,081
カナダドル ロング 74,220 81,493
ショート 11,687 7,215
ネット 62,533 74,278
豪ドル ロング 139,540 144,966
ショート 36,164 47,470
ネット 103,376 97,496
NZドル ロング 29,560 31,830
ショート 4,960 17,600
ネット 24,600 14,230
戻る