[外為全般] ドル円、クロス円上伸後に失速 トルコ中銀大幅利上げが影響も先行きに予断許さず 米指標不透明感も懸念材料

概況


日本時間29日早朝、トルコ中銀はレポレートを10.00%(前回4.50%)、翌日物貸出金利を12.00%(前回7.75%)、翌日物借入金利8.00%(前回3.50%)に大幅に引き上げた。これにより新興国通貨不安がとりあえず収束するとの見方からドル円が買われ103円44銭近辺まで上げた。しかし、ここからは下げに転じて、午前9時過ぎに103円19銭近辺まで押されている。ユーロ円は141円23銭近辺を高値に140円88銭近辺、ポンド円は171円35銭近辺を高値に170円95銭近辺、豪ドル円は91円近辺を高値に90円64銭近辺まで伸び悩んでいる。トルコ中銀の大幅な利上げが円売りに直接的につながる理由があるとは考えにくいが、新興国不安が足元で弱まれば、リスクオフの流れが弱まるとの思惑が影響している可能性がある。しかし、こうした大幅な利上げが同国経済に悪影響を与えるのは必至で、いつまで続けられるのか疑問。さらにここにきて米指標に弱さが出てきたことの方がむしろ関心事であり、ドル円、クロス円がここで落ち着くかは予断が許さない。

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