主要3通貨の当面の見通し ドル、ユーロ、ポンド

概況


ドル 円安地合い続く

FOMCは12日、9月に決定した住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル購入するプログラムを継続すると同時に、年末に期限切れを迎える「ツイストオペ」(月額450億ドル規模の短期債売り、同額の長期債買い)に代わり来年1月から長期国債を月額450億ドルのペースで購入する方針を明らかにした。失業率が6.5%に低下するまで事実上のゼロ金利政策を継続する方針を示し、金融政策見通しの説明に数値基準を導入。今週の指標は11月小売売上高が全体、除く自動車ともに予想を下回った。新規失業保険申請件数は予想より少なめ。今週は12月ニューヨーク連銀製造業景気指数、12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、11月個人支出など注目。ドル円は年初来高値が視野。日銀会合が終わるまでは円安地合いか。

ドル円相場

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ユーロ 「IFO」がポイント

前週の指標では、独12月ZEW景気期待指数は6.9(予想▲12.0、11月▲15.7)と予想外のプラスに好転。ただし現況指数は5.7と11月からはやや上昇したが、予想を下回った。ユーロ圏10月鉱工業生産は前月比▲1.4%(予想0.5%、9月▲2.5%から▲2.3%に修正)と、予想より弱い。独10月貿易収支は152億ユーロと黒字額は予想より縮小。輸出の伸びが弱い。今週は独12月IFO景況感指数が注目。アナリストや機関投資家向け調査の「ZEW」12月分が好転したが、日本の「日銀短観」と同種の企業向けの「IFO」は業況を知る手掛りとなる。IFOも強めの数値が出るかがポイント。しかし総合PMI(購買担当者指数)は「50」割れに。継続性に疑問視。一方、ユーロ円は109円台後半まで上昇。上昇余地あるもクリスマス休暇を前に調整も。

ユーロ円相場

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ポンド 注目は英中銀議事録

英11月雇用統計によると、失業者数は▲3.0千人(予想7.0千人、10月7.0千人)と予想に反して減少。失業率は予想通り横ばいの4.8%。今週は指標発表が多いが、11月小売売上高、11月消費者物価指数に注目。同国指標は一部に底堅さを示すものも見られるが、全体としてはさえないものも少なくなく、とらえどころがない面が感じられる。また指標以外では19日の英中銀議事録。量的緩和拡大賛成派が増えたかどうかが注目されよう。また景気認識も注意したい。一方、ポンド円は、円安の流れに乗って135円を回復。しかし、135円台は維持できず、その後は134円20銭近辺まで押された。しかし、ここにきて再び135円を超えてきた。この1カ月で126円から135円まで、10円近く上昇。行き過ぎムードが出始めると下げも早いから注意が必要。

ポンド円相場

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