[10日午前の東京マーケット概観] 中国6月貿易収支発表を機にクロス円が下落

概況


マーケットの主役は欧州通貨。ドル円はカヤの外に。9日のニューヨーク市場は、アスムセンECB専務理事の「必要ならば、伝統的措置も非伝統的措置も可能」「新たな追加LTROも排除しない」などの発言や、S&Pがイタリアの格付けを「BBB+」から「BBB」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」したことを背景にユーロが売り込まれた。ユーロドルが1.2755ドル近辺と、4月4日以来の安値水準まで下落。ユーロ円は128円70銭近辺まで下落。ユーロ円の下落の影響でドル円は100円82銭近辺まで押されたが、終盤は101円15銭前後と下落する前のレベルを回復。市場には対米ドルで売る通貨が増えており、その分は円売り圧力が弱まっている。10日の東京市場は朝方全般はもみあい。特に欧州通貨はこう着。その後もしばらくレンジ内での往来。しかし午前11時発表の中国6月貿易収支が271億ドルの黒字とほぼ予想通りながら輸出、輸入とも予想に反してマイナスとなったことを受けドル買い、円買い。豪ドルが下落。豪ドル米ドルが0.9125米ドル近辺、豪ドル円が92円28銭近辺まで下げ、9日ニューヨーク安値を更新。NZドル米ドルは0.7822米ドル近辺、NZドル円は79円9銭近辺、ユーロドルが1.2764ドル近辺、ユーロ円が129円4銭近辺まで下落。ドル円は101円10銭台前半を中心にもみあい。その後正午にかけユーロドル、ポンドドルは買い戻しが優勢の展開。

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