[10日午前の東京マーケット概観] ドル円、クロス円上値重い

概況


ドル円、クロス円は、10日の早朝に上昇して始まったが、午前9時を過ぎると円買いに転じている。ドル円は98円台を回復して98円41銭近辺まで上げたが、その後98円台前半は重く、98円を割り込んで97円97銭近辺まで押されている。ユーロ円は129円97銭近辺を高値に129円48銭近辺まで、ポンド円は152円86銭近辺を高値に152円30銭近辺、91円81銭近辺まで下落して始まった豪ドル円は92円77銭近辺まで反発後92円54銭近辺まで軟化している。その後、午前10時前の仲値公示に向けドル円、クロス円ともに下げ幅をやや拡大。ドル円は97円70銭近辺、クロス円は129円23銭近辺、ポンド円は152円4銭近辺、豪ドル円は92円38銭近辺まで弱含んだ。その後は材料難にもみ合う展開。

 米5月雇用統計は、弱くはなかったが、資産買入縮小を急ぐ内容でもなかったとの印象。また最近の発表されている雇用関係以外の米指標は弱いことを踏まえると、6月FOMC会合での資産買入縮小は見送られる可能性が強まっている。このことが7日のニューヨーク市場での米株高につながり、ドル円、クロス円の反発を招いたと見られるが、米5月雇用統計の中途半端な感じは否めない。米雇用データはそう弱くないことで、折りに触れて資産買入縮小観測は台頭してくると見られるからだ。株、債券、株ともなお予断は許さない。

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