[外為全般] 予断許さない中国リスク 豪ドルは下げ基調継続

概況


4日の東京市場で豪ドルを中心としたクロス円や、ドル円の下げ矢、日経平均伸び悩みを促したのは中国リスクだ。前週末に国務院(内閣に相当)が個人による住宅譲渡に20%の所得税を厳格に適用する方針を発表し不動産引き締め強化の姿勢を強めたことが嫌気された。上海株は3%を超える下落。上海先物市場でも不動産引き締め策が商品需要を減退させるとの思惑で鉄筋先物がやはり3%の下落に。外国為替市場では、オーストラリアにとって中国は最大の輸出先とあって、中国の動向に敏感に反応するのが豪ドル。豪ドル米ドルは1.0116米ドル近辺、豪ドル円は93円30銭割れまで売られた。その後は下げ渋っているが、戻りの鈍さ目立っている。豪ドルは短期的な下げ基調が継続中。豪ドル安に引っ張られ、NZドルがつれ安、ユーロやポンドも軟化している。中国の不動産引き締め策の影響は一時的との見方も多いが、予断は許さない。中国経済に対する失望感が広がれば、世界のマーケットに影響する可能性は否定できない。

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